浮気するのは自然なこと?

「男は浮気するもの」、そうあきらめ顔でつぶやく女性も多いものです。しかし女性も、何十年と1人の男性を愛し続けている人のほうが少なく、たいていは男性タレントなどに理想を投影しているのではないでしょうか?

実は生物学的に見れば浮気は男女ともに自然なことであり、結婚というシステム自体が不自然といえそうです。


精巣の大きさで分かる繁殖システム

あらゆる動物において、もっとも一大事といえるのが子孫繁栄です。特にメスを獲得するために激しい競争をする動物では、ライバルに勝つために体格や精巣が大きく発達するといわれています。

たとえばゾウアザラシやオットセイなど、ハーレムを作るような生き物では、「一部の勝者とその他大勢の敗者」という図式になります。そこでオスはより有利に戦えるよう、体を大きく進化させてきました。そのため、これらの動物ではオスとメスの体格にかなりの差がみられます。

一方、乱婚型の形態をとる動物では、メスは複数のオスと交尾をするため、精子競争がおこなわれます。つまり自分の精子をなるべく多く送り込んで受精させることが大切ですので、精巣が大きく進化するのです。 乱婚で有名なチンパンジーは、体重に対して精巣が大きいことで知られています。一方、ハーレムを形成するゴリラでは精子競争の必要がないため、小さ目です。

人間のオスではどうかというと、まず男女の体格差はあまり大きくありません。さらに精巣の大きさはチンパンジーとゴリラの中間に位置します。合わせて考えれば「ハーレムではないけれど、ちょっと乱婚系?」であり、純粋なる一夫一婦制には適していないのではないか、とする説が濃厚です。


愛は4年で冷める説

ヘレン・E・フィッシャーという人類学者が唱えた、「愛は4年で終わる」という説は有名です。世界各国を調査した結果、離婚がもっとも多いのは4年目であることが分かりました。また恋愛ホルモンといわれるPEAの分泌も、2〜3年間だけといわれており、大体それくらいで恋心は寿命を迎えるといえそうです。

4年あれば、赤ちゃんが生まれて3歳ごろまで育てられます。その間は男性が女性を経済的・精神的にサポートすることが大切なのですが、その後は子育てにも手がかからなくなることから、女親と地域のコミュニティで育てられる、と考えられています。たしかに「3歳までは親の手で!」と昔からよくいわれてきました。 その後はお互い他のパートナーを見つけたほうが、繁殖はスムーズに行くのかもしれません。

しかしそんなことをしていては社会がメチャクチャになってしまうため、人間は結婚というシステムを作り上げました。旧約聖書にあるモーセの十戒にも「姦淫することなかれ」とあるくらいです。

人間は繁殖してはい終わり、ではありません。その後に長く続く人生を考えれば、やはりパートナーという存在は大きいのでしょう。本能はどうであれ、理性をもって大切にしたいものです。




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