疲れた時に勃起するのはなぜ?

男性には、徹夜明けや激務の後で、なぜか勃起してしまうという不思議な現象が起こります。俗に「疲れマラ」と呼ばれるものですが、肉体的に疲労しているにもかかわらず、意思とは無関係に起こるこの現象。そこにはきちんとしたメカニズムが存在します。


疲れマラが起こるメカニズム

一昔前には、「人はものすごく疲れると、脳が生命の危機を感じて、子孫を残そうとする」という説がよく聞かれました。しかし現在では、これはただの迷信として片づけられています。

それよりも問題なのは、疲労した時に分泌される「カテコールアミン」という神経伝達物質です。これは疲れ切った脳を覚醒させ、心臓や血管を収縮させて血圧を上げるために分泌されるもので、いわば体を叱咤激励するための物質です。その結果、海綿体にも血液が流れ込みやすくなって勃起が起こると考えられています。

その他、疲れマラはいわゆる「朝勃ち」の1つとする説もあります。朝勃ちは、レム睡眠(体は眠っているのに脳だけが起きている状態)に起こるのですが、疲れ切っている脳はレム睡眠と同じ状態になるため、朝勃ちが起こりやすいとするものです。

ともかく、これからようやく休もうとしている時に勃起してしまうのは、迷惑以外の何ものでもないかもしれません。電車などで起こると、痴漢と間違えられる危険性もあるでしょう。 しかしパートナーさえいれば、そのまま性行為をすることは十分可能であり、しかも射精の快感も高まるため非常に良い、ともいわれています。


マラは仏教用語だった!?

ところでマラという言葉は、一部の老人が好んで使う陰茎の隠語というイメージがありますが、実は仏教用語から来ていることをご存知でしょうか。

「マラ」「マーラ」とは古代インドのサンスクリット語で、人の修行を妨げる悪神のことを指します。仏教の修行では、お釈迦様もそうしたように、あらゆる欲求に打ち勝つ必要があります。そんな修行を妨げ、誘惑するマラ(魔羅)は、いつしか最大の敵である性欲の意味になり、やがてその諸悪の根源(?)である男性器の意味へと変化を遂げたようです。

ちなみに今でも、タイなどの上座部仏教の修行僧は、性交渉はおろか自慰行為も厳しくご法度とされています。女性と2人きりになるのも禁止。戒律を破った者は、すぐ俗世へと追い出されてしまいます。シビアですね。




女性の性にまつわる雑学

男性の性にまつわる雑学

性と社会の関係学

恋愛と結婚にまつわる雑学

セックスレスに関する雑学

気持ち良く体を重ねるための雑学

性について真面目に考えてみた

Copyright(c) 性にまつわるマジメな雑学 All Rights Reserved.