性同一性障害が会社に知れてしまった男性の提訴が話題に

性同一性障害とは、体の仕組みと心が一致しない障害です。生物学的には男性だけど心が女性、生物学的には女性だけど心が男性、という状況が継続的に続いている場合に、自分の体と社会的に別の性別に適合させようとする障害のことを性同一性障害と言います。今回は、その性同一性障害が発端となり、会社を訴えた男性のお話をご紹介します。


なぜ性同一性障害になってしまうのか

私たちの性別は、受精のときの精子にY染色体があるかどうかが決め手になります。生物学的に見た場合、なぜ性同一性障害がおこるのかまだまだ不明なことが多いようですが、お母さんのおなかにいるときの脳の形成過程が影響していると言われています。


どんな症状が現れるのか

まずは自分の体に違和感を覚えます。自分にはどして男性器がないのだろうか、自分にはどうして胸がないのだろうか、なぜヒゲが生えてくるのか、そうした体の違和感を受け入れられないという強い気持ちが芽生えてきます。例えば体は女性なのに心が男性の場合、思春期になると胸が膨らんでくるのを嫌がりさらしを巻いたという人がいます。制服のスカートをはくのがいやでジャージで過ごしていたという人もいました。


どのように診断するのか

診断する方法はふたつあります。ひとつは幼い頃にどのような日常生活を送ってきたのかを聞き取ります。これは本人だけでなく家族や身内、親しい人にも情報を寄せてもらいます。もうひとつは、ホルモン検査や性染色体検査、内外性器の検査などから判定していきます。


治療法はどうなるのか

治療は精神的サポートからはじめます。このサポートはその後の治療に大きく影響してきます。本当に体と心が一致しないのかどうかを慎重に見極めるからです。精神的サポートによって身体的治療が必要となった場合には、ホルモン治療や性別適合手術が行われます。


男性が会社に対して訴えを起こした内容とは

会社を訴えた男性がどうして会社を訴えることになったか、その経緯について紹介します。男性は性同一障害と認められ治療を続けまる中、戸籍を男性から女性に変える手続きをしました。名前が変わったことで会社でも手続きが必要になりました。このとき男性は同僚たちには内緒にしておきたかったのですが、会社側は性同一性障害を同僚たちに公表すべきと主張し、公表すれば更衣室やトイレなどの使用について考慮するという、まるで交換条件のようなことを言ってきたそうです。男性は一日3回、社内の従業員全員に向けて私は性同一性障害であるということを説明させられました。

このことが精神的な苦痛となり、うつ病を発症してしまうのです。休職後に復帰したときには、窓も空調もない別名「追い出し部屋」で作業を命じられることに。誰にも知られたくなかった事実を無理に公表されられたことによって精神的苦痛を受けたこと、追い出し部屋に追いやられた事実上の退職勧奨だったこと、この二つを訴えました。このニュースは早速ネット上でも話題になり、世間の関心が非常に高い出来事だったということがわかります。どうして本人が嫌がるのに病気のことを公表させたのか、という疑問を抱く人が多いようですね。

この訴えについて、会社側と男性側の意見は対立しています。性同一性障害に対する世間の認知度は高くなってきたからこそ、男性が会社を訴えたことに対する世の中の関心はとても高いようです。




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